あるひと手間で簡単に焼き魚の皮目をパリッとさせる方法


焼き魚を作るとき、身は焼けているんだけど皮目にうまく焼き色がつかなかったり、逆に皮をパリっとさせようとするあまり身が焦げてしまったという経験のある人もいるのではないでしょうか。

料理店のように専用の機具があれば「強火の遠火」で焼くことができ、焦げ過ぎず中もしっとり仕上げることも可能なのですが、家庭の魚焼きグリルだと魚と火の距離が調節できないので、火を強くすれば焦げ過ぎてしまい、逆に弱めると中まで火が通るころには水分や脂が抜けてパサパサになってしまうので難しいと思います。

そんなときは、魚を焼く前にひと手間加えてみてください。

魚の表面温度を上げる

皮目をパリッとさせて焼き上げることが難しいな、と思う人は魚を焼く前に刷毛などを使って皮目に薄く油を塗ってみてください。

そうすることで、加熱したときに皮の表面がより高温になり焼き色がよく付くので、身は焼けてるんだけど皮はブヨブヨしておいしくなさそうといったことが避けられます。

そのときに塗る油は普通のサラダ油なんかでもよろしいのですが、健康を気にするのであれば、以前にも書いた通りサラダ油は精製の過程で思いっきり酸化されていて、アレルギーや老化の原因になっちゃうので、自分や子供の健康のためには酸化されていない他の油を使うことをおすすめします。

健康だけを考えるならオリーブオイルとかでしょうけど、独特の風味がありますからね。シンプルな焼き魚には向かないと思うので、癖のない油としてオメガ6問題はありますけど太白胡麻油がいいと思います。

生のまま圧搾しているのでゴマ油特有の香りが無く、酸化もされていませんからね。

白身魚は全体に

また、魚の種類によっては皮だけでなく全体に塗ることもおすすめします。

特にタラやタイ、ホッケなどの白身魚は水分が少ないので中まで火が通るのが早いです。
そのため、表面に焼き色が付く前に焼きあがってしまうことが多いので、焼き色が付きにくい魚なんです。

全体に油を塗っておき表面の温度を上げることで、焼き目が付きやすくなるというわけです。

おまけに、油を塗っておくことによって焼いている途中の水分蒸発も少なくなるので、水分が抜けにくくなります。
もともと水分が少なくてしっとり仕上がりにくい白身魚にはもってこいの方法というわけです。

塩のタイミングについては、白身魚の場合、油を塗ってから振ってすぐ焼き始めて良いと思いますが、魚の種類によっても違うので、過去の記事をご参照ください。

焼き魚を作るとき、「焼く前に塩をして10~20分置く」というのが最も一般的な調理法のようですが、焼く直前に塩を振るのでは本当にダメなのでしょうか?
また、ベストな塩のタイミングがあるとしたらそれはどのタイミングなのでしょうか?

まとめ

焼き魚を火にかける前に、表面にサラダ油を塗っておくと、
  • 表面温度が高くなり焼き目が付きやすい
  • 水分が抜けにくいので、しっとり仕上がりやすい
ので、是非お試しあれ。

どうぞよしなに。

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