「知らないほうが良かった」、普通のケーキよりも1400%も菌がいるというバースデーケーキの真実
「ハッピーバースデートゥーユー♪」とバースデーソングを歌った後に、ケーキに刺さったロウソクの火を吹き消すという、なんともハッピーな行事。
ほんとうにめでたい日なのはそうなんですが、このロウソクの火を吹き消すという行為によりバースデーケーキに1400%も多く細菌が付くぞ!みたいな研究が行われていたので、ちょっとビビりました。
細菌まみれなバースデーケーキ
研究はアメリカ・クレムソン大学で食品安全について研究しているポール・ドーソン教授らによって2017年に行われたものです(1)。
実験では11人の参加者に集まってもらい、
- 誕生日パーティを想定し、ピザなどを軽く食べてもらう
- ケーキの模造品を参加者の人数分用意
- 火のついたロウソクを17本刺し、参加者それぞれにすべて消えるまでロウソクに息を吹きかけてもらう
- ケーキについた細菌の数を測定
- 比較として冷却によって火を消したものの細菌数も測定
といった流れ。
結果、ロウソクを息で消したものはそうでないものと比べて平均して1400%もの細菌が付着していたことが分かったんだそう。参加者によっては12000%もの細菌が付着していたそうでこれだけ聞くとなかなかビビります。
誕生日みたいなお祝いの席でこんなことを考えているのかと分かれば冷たい目で見られそうですが、ここまでの数字差があるとなると、いくら潔癖症な人でなくとも気にしてしまう人のほうが多いんではないでしょうか。
知らないほうがもしかしたら幸せな結果かもしれませぬな。
知らないほうがもしかしたら幸せな結果かもしれませぬな。
バースデーケーキによって病気になるリスク
とは言え研究者グループによると、通常1400%という数字はそこまで病気のリスクを気にするものでもないと言います。
人間の口の中には細菌がたくさんいるが、そのほとんどが人体に有害なものではなく、それが原因で病気になったり体調を崩したりということはないのだそう。
ただし、火を消す人間がインフルエンザや最近心配されているコロナウイルスなどの感染症にかかっている場合は、もちろん自分が病気になるリスクはあがります。
まとめ
まあ、誕生日の席ぐらいあまり神経質にならないほうがよいのでしょうが、今みたいに病気が流行っているときなどはあんまりバースデーケーキの儀式は行わないほうが吉でしょうな。
どうぞよしなに。
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